1982 年・昭和 57 年度 |
◆荒木ゼミ所属の吉田重郎さんがコールバーグ理論を取り上げ研究を始める。
◆道徳教育研究会が9月に発足 研究会のメンバーは、はじめ荒木紀幸(教育方法講座で学習心理学を担当)と前田 和利(生徒指導講座で道徳教育を担当)の2名、各ゼミ院生から吉田、吉留の2名、 附属小学校教官の徳永悦郎・伊藤啓一のあわせて6名であった。ここでは週1回、コ ールバーグの認知発達段階論、授業論について勉強会と具体な授業実践のためのジレ ンマ資料づくり、授業過程の検討が中心であった。
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1983 年・昭和 58 年度 |
◆コールバーグ理論の基づく授業研究発表を初めて行う。 吉田が荒木・前田と共同で、演題「Kohlberg 理論を用いた道徳授業実践の研究」を 発表。授業実践研究会例会(大阪大学水越敏行・京都教育大学西園晴彦教授合同研 究会に兵庫教育大学も参加)、その席で、ベイヤーに基づく兵庫教育大学式授業過程 を提案し、当時の梶田(現兵庫教育大学学長、前ノートルダム女子大学学長)助教授 より評価を受けた。
◆「授業と評価ジャーナル」にコールバーグ理論と授業過程について(兵庫 教育大学方式の道徳授業過程の構想を公表)を掲載する。
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1984 年・昭和 59 年度 |
◆初めてモラルジレンマ資料集を公表。 モラル・ディスカッションのための「モラルジレンマ」教材の開発 教育工学的技法 による 教科領域の教材開発と指導展開に関する研究(文部省,特定研究)特定研究
経費研究成果報告書兵庫 教育大学 pp.23-68.
◆鳥取県河原第一小学校校内授業研究会と合同研究始まる。 滝田修研究代表への助言・参加 授業者、野上暘子(6 年)、田中幸子(1 年);モラ ルジレンマ授業の公立校での共同実践研究の始まり
(5.23)
◆第1回道徳の授業研究会(夏期宿泊研修会)開催 兵庫教育大学多目的ホール ◆コールバーグ理論を巡って関心が高まる(批判論文相次ぐ)。 井上次郎(筑波大学)教授の論文(1983/8
月 号道徳教育 6 頁)について研究 会か ら〈討 論の広 場 No.5〉、コ ールバ ーグ理 論に関 する解釈 で疑問 を投げ か けた ところ、「
討論の 広場 No.6」 で答 えられ ざるの 弁−兵庫 教育大 学グル ー プのかたたちへ−、と反論が寄せられた。これに対して、「討論の広場
No7,9」 で私たちの考えと具体的な授業実践を示した。 ◆第1号の修士論文 吉田重郎氏の「コールバーグ理論を用いた道徳教育の研究−モ ラル・デイスカションの教室への適用−」が公表される。
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1985 年・昭和 60 年度 |
◇役割取得能力段階評定検査マニュアル 兵庫教育大学道徳教育研究会資料の完成(武川氏と)
◇スライド教材「魔法使いのプレゼント」パート1、パート2 兵庫教育大学荒木研 究室、モラルジレンマ資料の完成(学部4回生の須之内さんと)
◆日本道徳性心理学研究会(代表大西文行横浜市立大学教授)が発足し、荒木が参加 する。
◆コールバーグ博士・ヒギンズ博士来日 両先生を迎えての研究会への参加(第1回;10 / 7、第2回 10 / 9、第3 回、10 / 12、広池学園、)出席者:荒木、前田、吉田、野口裕展
◇第2回道徳の授業研究会(夏期宿泊研修会) テーマ「児童・生徒の道徳性発達を 生かす道徳の授業のあり方
◆鳥取県大江小学校(石破、富岡教諭)と合同研究始まる。教研式新道徳性検査、YG検査、山田さんの ジレンマによる道徳性発達検査の測定調査を実施
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1986 年・昭和 61 年度 |
◆鳥取県八頭郡船岡小学校の道徳教育について合同実践研究をはじまる、テーマ「一 人ひとりの道徳的実践力を高める指導のあり方」 ◇第3回道徳の授業研究会(夏期宿泊研修会)テーマ「小中学校の道徳の授業を巡る
諸問題の克服に向けて! 道徳性に関する発達理論をベースにして」多目的ホール
◆道徳性心理学研究会による第1回自主シンポジウムが(隔年ごとに)開催される。 荒木が話題提供者となる。日本教育心理学会第 28 回総会 自主シンポジウムW
テーマ「道徳性心理学と道徳教育」− Kohlberg 理論をどう道徳の授業に適用するか
◆同志社大学佐野安仁研究室と兵庫教育大学道発研研究会との合同会が始まる 同志社大学(11.29)
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1987 年・昭和 62 年度 |
◆道徳教育国際会議 テーマ「東と西の道徳教育−伝統と革新」8 月 24 日〜 27 日、参加(荒木、佐野、加賀敏郎、隈本泰弘、鈴木、徳永、松本、日野正
行 ) と 研 究発 表 ( 荒木 コールバーグ理論に基づく小学校・中学校での道徳の授 業とその効果)(荒木・鈴木 道徳性の発達に影響を及ぼす役割取得に関する研究−
多角的思考トレーニングに基づく役割取得能力の変容ー ポスターセッション)
◇大岩田小学校の道徳研究に参加助言 ◇同志社大学と兵庫教育大学の合同研究会 第二回(2.28)〜第六回(12.13)を開催 28.)
◇第 4 回道徳の授業研究会(夏 期宿泊研修会)テーマ「小学校の道徳の授業を巡る 諸問題」兵庫教育大学(8.10-11) * ( 注 ) 森 岡 卓 也 大 教大 教 授 から 、「 コ ー ルバ ー グ 派資 料 の 利 用上 の 注 意 」 と題した批判論文が道徳教育2月号に掲載される。
* ( 注) コ ー ル バ ー グ 博 士 の 来 日 に あ わ せ 、 先 生 を 京 都 に 招 き 、 道 徳 性 教 育の共同出版を佐野・吉田両教授と企画していたが、博士が
1 月に突然亡く なられた。そのため夢ははかなく消えたが、それは、2つの出版(道徳教育 の視点、コールバーグ理論の基底)となった。
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1988 年・昭和 63 年度 |
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 道徳の授業公開及び討論会の開催 附属小学校(2.20)
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 第五回道徳の授業研究会(夏期宿泊研修会)開催 兵庫教育大学(7.28-29)
◆研究会として初めてのモラルジレンマ授業の啓蒙書の出版をした。 「道徳教育はこう すればおもしろい−コールバーグ理論とその実践、北大路書房」
このときの書評を好意的に井上次郎教授が書かれている(日本教育新聞)。
◇同志社大学と兵庫教育大学の合同研究会 第七回開催 同志社大学(12.3)
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1989 年・昭和 64 年度・
平成元年 |
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 道徳の授業公開及び討論会の開催 附属小学校(2.28)
◇モラルジレンマ資料の開発と小・中学校での授業実践集を、学校教育学研究第1巻、 105-133.に公表。 ◇モラルジレンマ授業を受けたことが感動教材を扱った道徳授業に新たな展開もたら
した。新垣千鶴子氏の発見「児童の道徳的感受性に及ぼすモラルジレンマ授業の効 果−感動教材を用いた道徳の授業場面を通して−」 日本道徳性心理学研究
第4巻 8-15.
◇第六回道徳の授業研究会(夏期宿泊研修会)を鳥取県で開催−教育会館(8.4-6)
◆「道徳性の発達に関する研究年報 1989 年度版」第一号の発行、これ以降毎年発行 兵庫教育大学
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1990 年・平成 2 年 |
◇第七回道徳の授業研究会(夏期合宿研究会) 開催:京都・同志社大学
◇小学生・中学生のためのモラルジレンマ資料と授業展開の出版 明治図書
◆荒木紀幸・徳永悦郎・原壽 第 15 回北米道徳教育学会参加と研究発表 <アメリカ :インディアナ州・ ノ−トルダム大学>(1990.11.8-11.10)
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 第一回道徳の授業公開 附属小学校(10.15)
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 第二回道徳の授業公開及び討論会 兵教大学校教育センター(1991.3.2)
◇兵庫県三木市志染中学校道徳教育研究に助言指導
◇大阪府道徳教育研究会講師として、荒木の講演「コールバーグ理論による道徳教育」
◇同志社大学と兵庫教育大学の合同研究会の成果として、佐野安仁・荒木紀幸編著「道 徳教育の視点、晃洋書房」を出版(加賀裕郎・山根耕平・藤井千春・堤正史・渡辺
英之・林康 成・隈元泰弘・徳永悦郎・鈴木 憲・吉田重郎著)
◇「道徳性の発達に関する研究年報 1990 年度版」第二号の発行 兵庫教育大学
*(注)我々のモラルジレンマ授業について、宇佐見寛千葉大教授が「ジレ ンマ」くだき、と題した批判書、特集「道徳授業改革のためのアッピール(授業研究、明治図書)」を出版する。
*京都教育大学名誉教授平野武夫先生より段ボール箱2箱に詰まった価値葛 藤論に関するご自身の著書と関西道徳教育研究会の出版物をいただき、我々 の研究を激励するお便りを頂戴した。感激するとと共に勇気づけられた。
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1991 年・平成 3 年 |
◇兵庫教育大学道徳性発達研究会 第1回授業研究会 附属小学校(5.16)、第2回授業 研究会 附属小学校(11.7)、第3回授業研究会 附属小・中学校(3.3)、
この頃から各地でモラルジレンマ授業の積極的な取り組みが始まった。たとえば、
◇尼崎市立教育総合センターでモラルジレンマ授業の推進のための実践研究が始まる 辻指導主事(6.6) ◆兵庫県宝梅中学校で羽淵強一氏を中心に授業研究会が推進・交流始まる。荒木参加
助言(7.8)
◆広島県道上小学校 藤田校長をリーダーに授業研究が展開、交流始まる (7.9)、荒木 参加助言
◇第八回道徳の授業研究会(夏期合宿研究会) 開催:京都・同志社大学
◇日本発達心理学会ラウンドテーブルで「道徳性の測定と評価」を荒木が企画、荒木 の司会の元で、岡田達也(道徳性発達検査)、武川彰(公平性発達検査)、鈴木憲(役
割取得検査)、松尾廣文(社会的視点取得検査)が発表
*(注)新しい道徳教育を扱った啓蒙書として明治図書より小学校学級経営 別冊として「道徳ー授業研究」が発刊される。モラルジレンマ授業について
の特集が続き、多くの研究同人がモラルジレンマ授業実践について執筆した。
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1992 年・平成 4 年度 |
◇92年度第1回授業研究会 附属小学校(6.4)
◇第2回授業研究会 附属小学校(10.16)
◇第九回兵庫教育大学道徳性発達研究会夏期合宿開催:兵庫教育大学(8.1 − 8.2)
◆島根県大田小学校(原田敏隆先生)との研究交流始まる。 第1回授業研究に荒木が 参加指導(11.22) ◇「道徳性の発達に関する研究年報 1991 年度版」第三号の発行 兵庫教育大学 * ( 注 ) 片 上 宗 二 広 大 助 教 授 も 日 本 教 育 方 法 学 会 編 集 の 『 自 己 学 習 能 力 の 育成授業の創造」の『授業のオープンエンド化の方法論』で、批判的に我々 のモラルジレンマ授業を取り上げている。
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1993 年・平成 5 年度 |
◆荒木紀幸 文部省短期在外研修員として、アメリカ・カナダへ出張(2/1 から 5/31) 道徳教育との関連では、@インディアナ州サウスベントのノートルダム大学平和教
育研究所のパアー博士、Aイリノイ州ミネアポリスのミネソタ大学道徳認知発達評価 研究所レスト博士、カナダトロント州トロント大学オンタリオ教育大学院研究所教育
哲学のボイド博士(山根耕平氏と行動を共にする)を訪問し、研究を深める。
◇第十回兵庫教育大学道徳性発達研究会夏期合宿開催 兵庫教育大学(8.7 − 8.8)
◇カナダ・オンタリオ州立大学院教授 D.ボイド博士を招き、附属小学校での、モラルジレンマを用いた道徳授業「ぽんたとりんりん」を徳永氏が実践する。(10.5)
◇兵庫県志染中学校の授業研究に荒木参加指導(10.22)
◇兵庫県但東北中学校の授業研究に荒木参加指導(11.8)
◇兵庫県別府小学校の授業研究に荒木参加指導 (11.18)
◇鹿児島県小山田小学校を荒木が学校訪問 (1.21)
◇兵庫県名谷小学校の授業研究に荒木参加指導(3.2)
◇兵庫県今田小学校の授業研究会に参加指導(3.10) ◆モラルジレンマ授業のVTR作成に向けての収録活動を展開する。鈴木憲 ・松尾廣文さんの授業の記録に、山田克則、森川智之、上田仁紀、魚住知代、荒木が参加、後に明治図書から出版。
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1994 年・平成 6 年度 |
◇第十一回兵庫教育大学道徳性発達研究会夏期合宿開催 兵庫教育大学(7.30 − 31)
◇兵庫県大河内町立上小田小学校の授業研究に参加指導(7.7)
◇兵庫県兎塚小学校の授業研究に荒木が参加指導(7.8)
◇豊岡市立五荘小学校の授業研究に荒木が参加指導 (10.14)
◇枚方市立明倫小学校の研究に荒木が参加指導 (2.22)
◇大阪市小学校教育研究会道徳部会での講演(五条小学校)(2.23)
◇荒木がシンポジウムを企画、テーマ「道徳教育のための心理学的アプローチ」日本 教育心理学会大 36 回大会 、話題提供(岩佐信道、明田芳久、渡辺弥生、吉岡昌紀)
(9.29)
* ( 注 ) 宇 佐 見 寛 千 葉 大 教 授 が 『 道 徳 授 業 に お け る 言 葉 と 思 考 − 「 ジ レ ンマ」授業批判』を明治図書から出版する.
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1995 年・平成 7 年度 |
◇第十二回道徳性発達研究会夏期合宿(於)大阪教育大学附属天王寺小学校 (7.29-30)
◇兵庫県弘道小学校校内授業研究会に荒木が参加し、研究指導 (8.27)
◇兵庫県三木東中学校道徳教育校内研修で荒木が研究指導する (8.25)
◇加古川町立西神吉小学校の道徳授業研究会に荒木が参加研究指導 (11.1)
◇兵庫県高等看護学校教務委員会で「モラルジレンマ授業の方法について」講演 (11.15)
◇教員養成大学・学部等教官研究集会で時代の課題に取り組む道徳教育第5分科会シ ンポジウム 「道徳教育のできる教師をとう育てるか」 認知発達論的アプローチ
に基づく道徳授業について、を荒木が提案 千葉大学(2.29,3.1)
◆第2回道徳教育国際会議(8.27-30) テーマ「21世紀の道徳教育を求めて」 (財) モラロジー研究所 参加と発表;荒木、佐野、山根、林、堀田、上田、、森川、荊木
聡、松尾、伊藤裕康、徳永、原
◆荒木紀幸 シンポジウム「阪神・淡路大震災と生きる感動を育む教材 第7回日本教材学会 日本大学芸術学部(11.25)
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1996 年・平成 8 年度 |
◇第十三回道徳性発達研究会夏期合宿 同志社大学(8 月 24/25)
◇荒木 紀幸 道徳教育シンポジウム 話題提供「認知発達段階理論に基づくジレンマ授業への取り組み」 上廣倫理財団 UF ホール(10.26)
◇荒木 紀幸 第60回日本教育心理学会 シンポジウム、話題提供;教育の国際化による道徳性研究の課題(11.2-4)
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1997 年・平成 9 年度 |
◇ホフマン教授の講演会を開催、テーマ「共感性と道徳性の発達について」兵庫教育大 学 (4.26)
◇静岡県末広中学校の全国中学校道徳教育大会に向けてで助言(11/4)
◇芦屋市立打出教育文化センターでモラルジレンマ授業について講演(11.27)
◇第十四回道徳性発達研究会夏期大会開催(於)京都教育文化センター(7.26 / 27)
◇荒木 紀幸 第2回道徳教育シンポジウム 「道徳性育成の視点を考える−道徳的判 断力を育成する授業を通して」 話題提供 −認知発達段階理論に基づくモラルジレンマ授業への取り組み (於)国際連合大学 上廣倫理財団主催、文部省後援(8.22) ◇荒木 紀幸 シンポジウム「実践型の教育心理学研究をどのように進めるか」提案 日本教育心理学会 (9.24) ◆法務省矯正研修所で初めて宮本史郎副所長によりモラルジレンマの道徳教育が取り上 げられる。荒木が「コールバーグ理論からの提案」を講演。矯正研修所大阪支所(11.26)
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1998 年・平成 10 年度 |
◇山下政司 日本教育心理学会第40回総会 自主シンポジウム「日常生活と道徳性」 話題提供−自尊感情を高める日常活動における取り組み S42-43.(7.20)
◇第十五回道徳性発達研究会夏期大会開催(於)京都教育文化センター(8.1 / 2) 特別講演、岸本真一児童文学作家『失楽園と道徳授業』
◇阪神地区道徳教育中学校部会研究大会で「荒木による講演」猪名川町立六瀬中学校(11.25)
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1999 年・平成 11 年度 |
◇道徳性発達研究会 第十六回道徳性発達研究会京都大会開催 (於)京都教育文化セ ンター (7.31-8.1)
◇広島県教育研修センター武田敏彦企画「モラルジレンマ授業とその展開」講師(9.10)
◇福崎町小学校道徳研修会(有川正俊長谷小校長)で荒木が「21世紀は自立と共存をめざした学ぶ値打ちのある道徳の時間に」を講演、福崎町立文化センター
◇日本教育心理学会第99回大会参加発表、(於)甲南女子大学 (8.24-27) 小講演; 荒木紀幸・鈴木 憲「コールバーグ理論に基づくモラルジレンマ授業の設計と授業実践−モラルジレンマ資料『この子のために』を用いた授業対談」;シンポジウム企画、
荒木紀幸;「教育心理学における倫理上の諸問題」
◆吹田市中学校道徳部会(横内環・三戸静子先生)との交流始まる。 吹田市中学校道徳教育副読本「いきいき」が発行される。モラルジレンマ資 料「僕にはいえない」「本当のやさしさとは」「最終決定」掲載(3/31)
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2000 年・平成 12 年度 |
◇道徳性発達研究会 第十七回道徳性発達研究会京都大会開催 「21世紀の道徳教育 はこうすればおもしろい! −モラルジレンマ授業と総合学習−」
京都教育文化セ ンター(8.5-6)
◇京都府総合教育センターで講演の「生きる力と道徳教育」;シンポジウム「学校・社会・地域をめぐる道徳教育のあり方」(コーディネーター)」(6.9)
◇荒木紀幸 日本教育心理学会(東大駒場) 自主シンポジウム「道徳教育プログラム の心理学的考察(話題提供)(9.17)
◇荒木 紀幸 教材学会シンポジウム 「これからの道徳教育の在り方を探る」(コー ディネーター)、東京家政大学(1 2.4)
◆荒木が中学生の道徳「道しるべ、正進社」の監修者になる。
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2001 年・平成 13 年度 |
◇明石市王子小学校と共同研究始まる。「道徳・総合学習研究」に参加・助言(小林稔 校長・小黒幸子研究主任ー.6.14 〜)
◆日本道徳性発達実践学会発足(7月8日) 準備委員会を経てより
◇広島県教育委員会、道徳教育 レインボウ企画「生きる力を育むモラルジレンマ授業 の進め」を講演(12.7)
◆水谷正樹 実践授業研究 PT A 会員人形劇(図書ボランティア)グループによる ジレンマ(加藤健志原案、道徳性発達研究会作、ゆき子さんの日記、モラルジレンマ
資料と授業展開,p.48-49.)の提示と人形と子どもとのロールプレイという新しい保護 者を巻き込んだモラルジレンマ授業を行った。西宮市立山口小学校
(12.13)
◇道徳性発達研究会 第十八回道徳性発達研究会京都大会開催 「21世紀の学校を拓 くモラルジレンマ 授業―総合学習と道徳−」京都教育文化センター (8.4〜5)
◆「道徳性の発達に関する 研究 年報 2001 年度版(第 13 号)」発行、学会発 足記念号となり、今回より発行は日本道徳性発達実践学会となった。
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2002 年・平成 14 年度 |
◇荒木紀幸編著 『21世紀型の授業づくり35 モラルジレンマによる討論の授業 小学校編(2002.3)出版
◇荒木紀幸編著 『21世紀型の授業づくり36 モラルジレンマによる討論の授業 中学校編』(2002.3)出版
◆「日本道徳性発達実践学会」が対外的に学会案内と会員募集を始める (4月)。
◆三田市立けやき台小学校 道徳授業研究会参加・助言、 5年3組「ゲンとダイ」第二次授業(黒川博史)専門家の立場から「兵庫県立人と自 然の博物館」よりミュージアム・ティーチャー2人を招く(足立勲,長谷川太一)
◇石川県教育センターで堀田が「道徳性を生かした評価法と活用法について」を企画、 荒木と堀田が講師となる(8.29) ◆熊本県道徳性発達研究会(野口裕展主宰)に参加、 「なくしたカギ」授業者(南祥子・嘉島町立嘉島東小学校)10.11
◇静岡県春野町立気多中学校道徳教育研究会に参加 授業者:鈴木麻紀子 (10.8)
◇吹田市道徳教育部研究会に参加・助言(11.25)
◇荒木 紀幸 モラルジレンマ授業の進め方、発達の評定 伊丹市立笹原中学校 伊丹 市道徳教育担当研 修会(11.29)
◇第 1 回日本道徳性発達実践学会 (山根耕平大会会長、倉戸ツギオ事務局長)会場 ;神戸親和女子大学 (2002.6.16)特別講演、トロント大学教授
クライヴ・ベック 「道徳教育をどのようにカリキュラムに統合するか」
◇第2回日本道徳性発達実践学会 第1 9 回道徳性発達研究会京都大会開催 「生きる 力をつけるモラルジレンマ授業−他者とのかかわりと照合的な学習−」京都教育文化
センター(8.3 〜 4) 特別講演、京都大学教授 岡田敬司「他者の自主性 を侵害しない教育はあり得るか?」
◆「道徳性の発達に関する研究年報 2002 年 度版(第 14 号)」発行
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2003 年・平成 15 年度 |
◇荒木紀幸 「心の健康・体の健康を考える道徳教育を」 提言−『子ども 研究』で今問われている課題 授業研究21 明治図書 2003年5月号 No.557 p.13. (2003.5.1)
◇荒木ゼミ 第 20 回道徳性発達研究会開催準備のために下見に京都に行く。 (6.20)
◇第 3回 日本道徳性発達実践学会 第20回道徳性発達研究会京都大会開催 「生きる力をつける道徳・心の教育とは!−学ぶ意欲と確かな学力のために −」 180人余の参加者 京都教育文化センター(8.7〜8)
3 . シン ポ ジ ウ ム 「 モ ラ ル ジ レ ン マ 授 業 研 究 の 原 点 か ら 2 1 世 紀 の 生 き 方 教育を考える」
話題提供 佐野安仁(同志社大学名誉教授) 石破利彦(元 鳥取県八頭郡大江小学校)吉田重郎(茨城県土浦市立下高津小学校校長) 林 泰成(上越教育大学助教授)古蔵雅子(広島県神辺町立竹尋小学校)
荒木紀幸(兵庫教育大学教授) 司会者 野口裕展(熊本県益城町立飯野小学校教頭)
◆「道徳性の発達に関する研究年報 2003 年度版(第 15 号)」発行、初めて の試みとしてCD版で発行、事務局長野本玲子が中心になり、副事務局長村上正樹、原田浩光の技術のもとに立派なものが完成した。
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2004 年・平成16年度 |
◇日本道徳性発達実践学会事務局;村上氏就任
◇第4回日本道徳性発達実践学会姫路獨協大学大会開催(8/6-7) 大会テーマ”道徳 教育から心の教育”−人権・総合学習を創造する−
委員長;平岡清志、事務局長;中嶋佐恵子
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2005 年・平成17年度 |
◇日本道徳性発達実践学会事務局の住所を神戸親和女子大学 に移す;事務局 長に竹田レイ子氏就任
◇教育雑誌「モラルジレンマで道徳の授業を変える−心を育てる学級経営−明治図書」 荒木の連載が始まる(4 月号から 1 年間)
◇日本道徳性発達実践学会ホームページを林康成(上越教育大)氏が管理
◇「ジレンマ資料と授業展開 第2集 小学校編・中学校編、明治図書」出版
◇第5回日本道徳性発達実践学会同志社大学大会開催(8/6,7 予定)大会テーマ”心を 育てる道徳教材について”
委員長;吉田謙二、事務局長;内山伊知郎
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